→地盤工法による液状化対策(砕石パイル+砕石マット)
→部材による液状化対策(モードセル工法)
地盤は土、砂、水、空気が均衡に混ざって構成されています。 この地盤が地震の大きな揺れで土、砂と水が分離され地盤が水に浮いたような状態(泥水)になるのが液状化現象です。 海岸の波打ち際や、雨が降ったあとのグラウンドで、足踏みをすると地面がどんどん柔らかくなると思います。 これも一種の液状化といえます。つまり、土と水が分離しているのです。分離した水は地中で行き場所をなくし、間隙水圧により土や砂と一緒に地上に吹き出します。 通常、地盤は土の粒、砂の粒、水などが固まって構成されているため地中に隙間ができ、地面に穴が開いた状態になります。 液状化により柔らかく、また穴の開いた地盤は建物の重さを支えきれなくなり沈みます。結果、家の不同沈下や倒壊が起こります。
これまでSWS(スウェーデン式サウンディング)試験機で一般に用いられてきたサンプリング治具は、撹拌された試料を採取していることや、崩落した土を採取している可能性があり正確な評価がされにくいという問題がありました。一方、精度の高いボーリング試験は設備も大きく高価である為、実施率が低いのが現状でした。
しかし 「S・S・Jサンプラー」を導入することで、本格的なボーリング施工でしか出来なかった土質コアのサンプル採取が容易になりました。従来のSWS試験機のロッドの先端に付けるだけで、採取量を増やし、乱れの少ないサンプリングを実現しています。土質判定の精度が飛躍的に向上しました。
SWS試験機のロッドの先端にSSJサンプラーを取付て所定の深度まで挿入。
地盤資料(サンプル)を採取します。
サンプルのふるい分け試験を行い判定します。
SSJによるFL・PL値検討ができます。
サンプルを採取することにより土質の確認ができます。
サンプルした試料で含水比試験が可能です。
圧密沈下の検討が可能です。
サンプルを採取することにより土質の確認ができます。
直接サンプリングの資料を確認するため完全な土質を確認できます。
この土質判定の精度に加えて、弊社で採用している「砕石パイル工法(ハイスピード工法)」による液状化対策は、数少ない液状化対策工法として保証会社の「液状化特約」にも対応し、施主様に安心を提供できます。
「ハイスピード工法」では、液状化の際の局所的な水圧を砕石間の隙間が吸収し、また透水するため、地盤自体が不安定になる状況を回避する効果があります。砕石パイル+砕石マットの採用で、液状化による水圧を逃がします。
地盤も圧密に形成しているため、この点においても液状化になりにくい状態になっています。